911 SC 1978 Safari Rally


1978 年、911シリーズは180馬力3リッターエンジンを搭載する 911SCとなりました。この頃までにポルシェは国際的なモータースポーツ・イベントのほとんどのタイトルを獲得していまいたが、サファリ・ラリーだけはプライベート・エントリーを含む過去3回の参戦にもかかわらず無冠でした。この車両は市販生産車両をベースに、4回目の挑戦となる1978年のサファリ・ラリー用に仕立てられたもので、軽量化された車体に280馬力に強化された3リッター・エンジンが搭載されました。4台が製造され、2台がサファリ・ラリーに投入されましたが、ドライブ・シャフトの破損により両車とも優勝には一歩及ばなかったものの、Vic Preston Jr. らの #14 の車両が2位に、優勝を狙っていた Bjorn Waldegard らの #5 の車両が4位に入賞しています。

この作品はタミヤ (tamiya) 1/24のスナップ・キットを改造したものです。スピードスターにルーフを追加し、自作のラリー用装備品と市販のデカールで 1978年のサファリ・ラリー出場車に仕上げてみました。デカールは赤色部分の発色がやや暗めだったので、明るい蛍光レッドの塗装で表現しています。ケニアの湿地帯を泥まみれになりながら全開で走破する派手なマルティーニ・カラーを纏った911の姿は忘れられません。